6/23 avengers in sci-fi ライブと思うこと。

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渋谷O-EASTに行ってきました。
avengers in sci-fi

http://www.avengers.jp/

さんのライブ。

ゲストの9mm Parabellum Bulletさんが終わって
(かっこよかたー!)

avengers in sci-fi さん

僕は特に映画のことについて
よく「真面目」だと。
「(姿勢が)真面目すぎるからだめだ」
とか
「真面目だから足踏みしてしまうんだ」
とか言われる。

たしかに僕は自分のことを生真面目だと思う。
良い意味でも悪い意味でも。

そしてそれはもしかするとコンプレックスかもしれない。

僕は映画『父の愛人』を作ろうと思ったとき
一から始めたくて、できるだけ以前作ったときの
方々とではなくて、再生したかったから。

撮影の石田くんと脚本の西蔵らまさん以外、初めての
方々と『父の愛人』は作った。

音楽に木幡太郎さんが入ってくれるかもしれない
という状況になって、是非お願いしたいですと
お伝えして。

僕は、例えば今日のライブにお邪魔して
監督!監督!と言って頂いて、
確かに監督なのだけど
映画『父の愛人』を撮るときは、ほんとに
久しぶりに撮るし、以前のキャリアめいたものも
すっかり昔のことだし。
ほんとうに何者でも無かった。何しろ
この映画を撮って、その映画をこうしようという
上映のプランもまるで無く、考えても無くて。

通常だと、この映画はこの映画祭を目指しててとか
劇場公開は必ずします。とか目標というか
売り文句というと語弊があるかもしれないけれど
映画をつくるときはある。
けれど僕は僕の事情と言うか
良い映画を作りたい。自分の自分たちが
ほんとうに信じることの出来る映画を作りたい。
もうなんか子供みたいな駄々っ子みたいな笑。

麻丘めぐみさんを初め、出演者の方々、
スタッフさん、関係者さん。

そして avengers in sci-fi の木幡太郎さん。

その時は「良い映画にしよう」「自分の今出来る全てを出そう」
「しっかりと丁寧にひとの心の動きを捉えよう」
と本気で取り組んでて。

でも今考えると、なんてすごいことなんだと。

木幡さんに音楽はいっていただけるかもしれない
というときに、avengers in sci-fiは確かに踊るロックと
言われてたりするし、『父の愛人』の脚本に合うのか?
という話しにもなったんだけど
僕は avengers in sci-fi の曲とかライブを見ていて
神経質で繊細な部分を印象に持っていて
そして真面目だなあと。生真面目だなあと。

今日のライブ、かっこよかった。
クリエイティブだった。

真面目でも生真面目でも良いと思った。
もちろんこれから人生長いし、まったく
いまの自分が正しいなんて思ってもいないんだけど。
それでもいまは真面目でも生真面目でも良いと思った。

真面目に生真面目に集中して行うことでの
クリエイティブさには、人の心を打つ程の
力強さと感情と、そして優しさを生む。
生むかもしれないんだと今日のライブで思った。
ほんとにうれしかった。

そして一方また、生き方で作品がうまれるのでもなく
作品で生き方が決まるのかもしれないとも思った。
両方ともにあるべきものか。

木幡太郎(avengers in sci-fi)さんと
ひとつのモノを作れたこと、誇りに思います。

そして出来上がった映画『父の愛人』
心から皆さんに観て頂きたいと思っています。

是非。

監督 迫田公介


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映画「父の愛人」
2013年7月13-19日連日13時から新宿K’s cinema
限定1週間劇場公開。
特別出演に麻丘めぐみ。音楽に初の映画音楽提供となる
木幡太郎(avengers in sci-fi)。

出演
河野知美 泉水美和子 内田周作
麻丘めぐみ(特別出演)

公式サイト http://tobikyu.com/fathermistress/
公式Facebookページ https://www.facebook.com/chichinoaijin

予告編 http://www.youtube.com/watch?v=nMAP7G6G-mY

日別併映に監督過去作品

「この窓、むこうがわ」18分/2004
出演 荒井沙耶、清水藍、山﨑ふら
音楽 阿部真/エンディングテーマ shiFU

「の、なかに」20分/2005
出演 飯塚朋子/仲田天使。
音楽 友森昭一
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6/19 古厩智之監督からコメントいただきました。

古厩智之監督からコメントいただきました。以下。
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父の愛人を前にした女の子。
自分も不倫をしてるとか、
自分に辛く当たって来た母に恨みを抱いているとか、
設定はいろいろあるんだけど。

それは小さな問題で、映画は驚くほど目の前のひとり、
「父の愛人」にいかに向き合うかに焦点を置く。

自分の問題や恨みつらみを父の愛人にぶつけてみる女の子。
しかしどの言葉も雲散霧消して趣味のよい愛人のマンションの
リビングに蒸発して消えてしまう。

恨みを投げつけられた父の愛人は気の毒そうな、痛ましそうな表情を
そのたびに見せてはくれるのだけど、どうもそれがホントな感じがしない。

かわりに立ち上がってくるのは、父の愛人がいかにひとりで
生きて来たか。
それが「孤独」ではなく「独立」だと分かってくる。

愛人なのに依存してない。
母に依存できなかったことを恨みがましく呟く女の子の表情が
変わっていく。

いつのまにやら彼女の背筋が伸びている。

母を神経症にし、その母から虐待スレスレに育てられた私。
そんなどうしようもない恨みのスパイラルに落ちかねない関係の中で、
この映画はフェアに生きることの壮快さをそっと小声で囁く。

感動しました。

古厩智之
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古厩監督、ありがとうございます。
7月の公開、がんばります。

古厩智之監督
『この窓は君のもの』『まぶだち』『ロボコン』
『さよならみどりちゃん』『奈緒子』『ホームレス中学生』
『武士道シックスティーン』
『「また、必ず会おう」と誰もが言った』今秋公開予定

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映画「父の愛人」
2013年7月13-19日連日13時から新宿K’s cinema
限定1週間劇場公開。
特別出演に麻丘めぐみ。音楽に初の映画音楽提供となる
木幡太郎(avengers in sci-fi)。

出演
河野知美 泉水美和子 内田周作
麻丘めぐみ(特別出演)

公式Facebookページ

予告編

日別併映に監督過去作品

「この窓、むこうがわ」18分/2004
出演 荒井沙耶、清水藍、山﨑ふら
音楽 阿部真/エンディングテーマ shiFU

「の、なかに」20分/2005
出演 飯塚朋子/仲田天使。
音楽 友森昭一
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写真(13-06-20 15.46)


6/17 ボビボビさんにチラシ折込

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今日は明日から公演が始まる

<ボビボビ。produce 第3回公演>
タイトル 「さよならさくら荘」

映画『父の愛人』ちらしの折込をさせていただいて
来ました。

映画『父の愛人』に併映する迫田の過去作品
『この窓、むこうがわ』
に出演いただいた 山﨑ふら さんがこちらの公演に出演されてます。

ちらりとふらさんにお会いできて
「迫田監督、お久しぶりね。元気そうでほんとうに良かった」
とおっしゃっていただき、とてもうれしかったです。
病気のことお伝えしてたので。
迫田、いまとても元気です!

それでチラシの折込作業、迫田初めてやったのですが
大変!肩は痛いし汗はかくしで。
800部折込させていただいて。
よく舞台とかを観に行くとチラシが折込まれていて
何気なく見てたんですが、それは確実に折込作業をしている
ひとたちがいて。地味な作業も、それは必要なことで
尊いなあと思いました。

公演中、迫田観に行きます。是非、みなさんもどうぞ!

<ボビボビ。produce 第3回公演>

タイトル 「さよならさくら荘」

作・演出 白坂英晃(はらぺこペンギン!)

出演  金谷ヒデユキ
    芳岡謙二(劇団ノーティーボーイズ)
    鎌倉道彦(コンドルズ)
    石黒亜実
    吉田昌美
    山崎ふら(劇団まるおはな)
    真田アサミ(アミュレート)
    小笠原佳秀(殿様ランチ)
    柳亭市弥
    山川恭平
    山本佳希
    

日程 2013年6月18日(火)~23日(日)
時間 6月18日(火) 19:00
    6月19日(水) 14:00/19:00
    6月20日(木) 19:00
    6月21日(金) 14:00/19:00
    6月22日(土) 14:00/19:00
    6月23日(日) 13:00/17:00
*開場は開演の30分前です *受付・当日券の販売は開演の1時間前となります

劇場 「劇」小劇場
東京都世田谷区北沢2-6-6

料金 前売/当日 3500円(日時指定・全席自由)
    特別割引 3000円(日時指定・全席自由)
    *18日19:00、19日14:00/19:00、21日14:00

チケット発売予定 2013年5月15日(水)

スタッフ 照明:橋本剛(colore) 音響:井川佳代 舞台美術:大津英輔+鴉屋 舞台監督:杣谷昌洋 写真:園田昭彦 宣伝美術:ワンツーパンチ! 舞台写真:石澤知絵子
制作:山下那津子 制作協力:オフィスREN

協力 株式会社81プロデュース・(株)グランドスラム・夢工房・アミュレート・ラザリス

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映画「父の愛人」
2013年7月13-19日連日13時から新宿K’s cinema
限定1週間劇場公開。
特別出演に麻丘めぐみ。音楽に初の映画音楽提供となる
木幡太郎(avengers in sci-fi)。

出演
河野知美 泉水美和子 内田周作
麻丘めぐみ(特別出演)

公式Facebookページ

予告編

日別併映に監督過去作品

「この窓、むこうがわ」18分/2004
出演 荒井沙耶、清水藍、山﨑ふら
音楽 阿部真/エンディングテーマ shiFU

「の、なかに」20分/2005
出演 飯塚朋子/仲田天使。
音楽 友森昭一
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6/16 メイキングショット、ナイター撮影と思うこと

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

メイキングオフショットです。
ナイター撮影でしかも外。

通常暮らしているとお昼の太陽がどれだけ
夜に比べて明るさを与えているかに気付かないものですが
夜に、外で撮影するとそれにとても気付かされるです。
そして「外」の広さは光源が大きくないとまかなえない。

光源が必要イコール照明機材が必要イコール機材費が必要。

映画『父の愛人』は小さな映画で低予算。だからといって
クオリティを下げるわけには行かず、予算との戦いなのですが
色々な場所、場面でがんばってナイター撮影用の予算をつくり
撮影にのぞみました。

照明の徳永陽平さんは言いました。

「このシーンの照明、照明技師の意地をかけて
よいもの作るから!ここ勝負どころだと思ってます!」

映画『父の愛人』は土日撮影して一週間明けて次の土日撮影
と贅沢なスケジューリングだったのですが
(通常間を空けない、その期間ひとを拘束してしまうので)
このナイター撮影は前半に撮影をしました。

次の土日までに僕(迫田)は撮影分を荒編集(ラッシュ)
してこぼし分を探る作業をしたのですが、
このナイターシーンの撮影分を見て
「絶対この映画、すばらしいものになる!」
と思いました。

映画ってひとりでは撮れなくて、出演者さん、監督、
プロデューサーそして各パートの力、ひとつひとつが重なって
出来上がるもので、そのそれぞれの力が集まって
ひとつのものになる。

今回は照明の徳永さんについての記事になりましたが
それだけではなく、食事を作ってくれたひと、リハを
する場所を探したひと、車を貸してくれたひと、車での
送迎を担当してくれたひと、台本をコピー機でコピー
してくれたひと、暑さで汗だくになっているスタッフに
飲み物を用意して渡しに回ったひと、そんなとても地味な
パートをやってくださった方々も、おひとりおひとりが
いないと映画『父の愛人』は出来上がらなかった。

おひとりでも欠けると映画『父の愛人』は出来なかった。

「頑張れば、必ず何かを成し遂げることができる。」

それは違う。悲しいかなそれは違う。

けれど僕は
「頑張れば何かを成し遂げることが出来るかも知れない、
頑張らなければそれは絶対に無理だ」
と思ってます。

「思いだけでは映画は撮れない、けれど思いがなければ
映画は撮れない」

各パートがさぼらず、粛々と「映画を作ること」
に臨みました。

その出来上がったもの、映画『父の愛人』
是非、たくさんの方にご覧頂きたいです。
心から。

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映画「父の愛人」
2013年7月13-19日連日13時から新宿K’s cinema
限定1週間劇場公開。
特別出演に麻丘めぐみ。音楽に初の映画音楽提供となる
木幡太郎(avengers in sci-fi)。

出演
河野知美 泉水美和子 内田周作
麻丘めぐみ(特別出演)

公式Facebookページ

予告編

日別併映に監督過去作品

「この窓、むこうがわ」18分/2004
出演 荒井沙耶、清水藍、山﨑ふら
音楽 阿部真/エンディングテーマ shiFU

「の、なかに」20分/2005
出演 飯塚朋子/仲田天使。
音楽 友森昭一


6/13 ちょうど一ヶ月前。ポスターと今、思うこと。

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映画『父の愛人』ポスターが刷り上がり
公開いただく映画館K’s cinemaさんと
配給元で母校のニューシネマワークショップさんに
搬入してきました。

電車で移動してたのですが
雨も降っているし乗客も多くて
体きつかったのですが
なんか今日という日を思ってたら
(公開までちょうど一ヶ月前なのです)
なんか自然と僕の心の中で
「映画が好きだなあ」
と思って。
映画撮ってるひとが映画好きなの当たり前じゃん!
と思われるとおもうのですが、
自分の中では「映画」というものが大事だし
大切だし、だからこそ手に負えないかんじもするし
コントロールするのにも心を砕くし
複雑な思いを持っている、持っていたのですが
なんか今日は自然に「映画が好きだなあ」と思えて。
うれしかった。
「映画」はとても怖いし、僕にとって
とても大きくて、そびえたってるように思えて。」
けれど好きだと思えた。

「映画」が好きです。

そして、そう、今日は映画「父の愛人」ロードショー公開
ちょうどひと月前!

僕は僕たちは、色々な思いと、たくさんの願いと
希望と、信じることと、生きることと
たくさんの思いがつまった映画「父の愛人」
是非たくさんの方々にご覧頂きたいです!

恐縮なのですが、1ヶ月前記念ということで
是非、リツイートなど、たくさんいただければ
うれしいです。

たくさんの方々に観て頂きたいです。
たくさんの方々に僕たちの思いを知って頂きたいです。

よろしくお願い致します。

監督 迫田公介(たまらなく映画が好き)

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映画「父の愛人」
2013年7月13-19日連日13時から新宿K’s cinema
限定1週間劇場公開。
特別出演に麻丘めぐみ。音楽に初の映画音楽提供となる
木幡太郎(avengers in sci-fi)。

出演
河野知美 泉水美和子 内田周作
麻丘めぐみ(特別出演)

公式Facebookページ

予告編
日別併映に監督過去作品

「この窓、むこうがわ」18分/2004
出演 荒井沙耶、清水藍、山﨑ふら
音楽 阿部真/エンディングテーマ shiFU

「の、なかに」20分/2005
出演 飯塚朋子/仲田天使。
音楽 友森昭一
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