大谷健太郎監督とのトークショー動画です

昨年の新宿K’s cinemaでのロードショー公開時にゲストでおいでいただいた大谷健太郎監督とのトークショー動画ノーカットです。
はからずもTシャツが似ていて…。

トークショー動画公開許可うれしくて。
ありがとうございました!
そしてもしよかったらご覧下さい。
特に「会話劇」「小さなサイズの映画」について
お話をしています。

大谷さんから映画『父の愛人』へのコメントです。
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女性と女性を対峙させて、それだけでドラマを紡ぎ出して見せた
迫田監督の演出力は素晴らしいと思います。
特に、麻丘めぐみさんの演技に、グイグイ引き込まれました。
女優陣の巧みな演技を、端正に映しとり、女性同士だからこそ
生まれる不思議な距離感のドラマとして完成させた監督の手腕を、
ぜひ観て頂きたいです。

大谷健太郎 / 映画監督
『avec mon mari』『とらばいゆ』
『約三十の嘘』『NANA』『ラフ ROUGH』
『NANA 2』『ランウェイ☆ビート』
『ジーン・ワルツ』『八月のラヴソング』
『LOVE まさお君が行く!』
『黒執事』
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大阪 第七藝術劇場 12月6-12日 連日15:50〜 限定1週間ロードショー
広島 横川シネマ 12月13-19日 連日18:50〜 限定1週間ロードショー

映画『父の愛人』
特別出演に麻丘めぐみ。音楽に初の映画音楽提供となる
木幡太郎(avengers in sci-fi)。

出演
河野知美 泉水美和子 内田周作
麻丘めぐみ(特別出演)

公式サイト
公式Facebookページ

<料金>
前売り1,000円
当日一般1,500円 専門・大学生1,300円 中・高1,000円
シニア1,100円

★大阪第七藝術劇場公開前売り券は劇場窓口ほかチケットぴあ[465-610]ローソン[59660]

★広島横川シネマ公開前売り券は
劇場窓口ほか、呉 森沢ホテル (0823-21-5188)、広島 Coworking Space Shake Hands.(090-7373-1403) 東広島 goodspeed井原自転車店(082-423-0145)

★先着各回5名様に監督による「手作り小鳥のブックマーク」プレゼント!

監督:迫田公介
プロデューサー:栗田歴
脚本:西蔵らま、迫田公介
撮影:石田直
照明:徳永陽平
録音:高島良太
ヘアメイク:NORI

撮影助手:佐藤遊
助監督:福田美由紀、船木俊作
制作進行:田中奈緒
記録:小倉智里、笹羅甲介
ポスター用スチール撮影:林和也
編集:迫田公介
仕上げ:石田直
整音:高島良太
スタジオエンジニア:稲岡宏哉

配給/宣伝/製作 とび級プログラム

併映に監督過去作品

「この窓、むこうがわ」18分/2004
出演 荒井沙耶、清水藍、山﨑ふら
音楽 阿部真/エンディングテーマ shiFU

「の、なかに」20分/2005
出演 飯塚朋子/仲田天使。
音楽 友森昭一

迫田公介監督の最新作『父の愛人』は、38分の中編ながら、2012年インドのムンバイ・サードアイ(第3の目)アジア映画祭で審査員特別賞を受賞し、その後、アメリカや南米など10以上の映画祭に招待されるなど、世界中で高い評価を受けました。そして、東京公開を経て大阪、広島の観客にお披露目となります。

母と娘。そして娘の父親の愛人。それぞれに大きな葛藤を抱えて生きて来た3人の女性の心の機微を繊細に描き、世界共通のテーマとも言える「家族」「夫婦」「親子」について、改めて考えさせられる映画です。

監督は、2004年に映画学校・ニューシネマワークショップの実習作品としてつくった初監督作品『この窓、むこうがわ』がいくつかの海外映画祭に招待され、卒業後も映画をつくり続けた迫田公介。その後、鬱病により約3年間の療養を余儀なくされ、本作が復帰作となりました。音楽は、近年注目のバンド「avengers in sci-fi」の木幡太郎。これが初の映画音楽提供となります。

主演の幸子役には、この作品で米・ビバリー映画祭のベストアクトレス賞(最優秀女優賞)を受賞した河野知美。その母役に、多くのインディーズ作品でも活躍する泉水美和子。そして、父の愛人役に70年代のトップアイドルとして有名で、現在も様々な分野で活躍する麻丘めぐみが特別出演しています。

今回は、迫田監督の過去の短編2本『この窓、むこうがわ』『の、なかに』を併映として加えたロードショーとなります。


五十嵐匠監督とのトークショー動画

昨年 新宿K’s cinemaさんにてロードショーさせて頂いたのですが
その際、色々な方々とトークショーさせていただきました。
映画監督の五十嵐匠監督とのトークショー動画です。
ノーカットです。

僕(監督の迫田)は五十嵐さんがいらっしゃったから
映画にもう一度挑戦しようと思いました。
生きていくことはできたかもしれないけど
五十嵐さんがいらっしゃらなかったら映画にもう一度
挑戦することはできなかった。

映画『父の愛人』は38分間の映画で、その映画が
僕が以前に撮った短編映画『この窓、むこうがわ』『の、なかに』が
併映という形で劇場公開ロードショーです。
これはやっぱり非常に異例で。
通常ロードショーは長編。
今回の映画『父の愛人』のロードショーはとても珍しいかたちだと思います。

何故か。

僕は、この動画を観て頂ければお分かり頂けると思うのですが
映画『父の愛人』を撮る前に鬱病で。
何もかも野心めいたものが無くなった。
だけどやっぱり映画が撮りたくなって。
撮らなきゃいけないという思いから、撮りたいという思いに
変わり。
劇場公開とか映画祭とか、それよりも、自分が、自分たちが
本当に信じることができる映画を作ろうと。
出来上がったあとのことは考えない。
作品を、作品のことだけ考えようと。
自分の生きてきた時間、出会ったひと、知ったこと。
映画のなかでうそをつかないように(フィクションという意味ではなくて)。
五十嵐さんと病気になる前にお話ししたことや、仲間の言葉。
鬱病にならなかったら、この映画『父の愛人』は撮れなかった。
こちらのトークショー動画観て頂ければ、この映画を監督した迫田が
どういう意味でこの映画を撮ったのかが分かって頂けるかなと思います。

他にもいろいろなことがあったのですが非常に印象的なことで
精神科の先生と、治療中にあったことなんですが
僕が非常に調子がわるいとき
「こんなに大したことない理由で、苦しくて、病気にもなって、
そんな自分が嫌で溜まらないです。生きていたくない。もう本当に嫌で嫌で、
苦しいと思うことが恥ずかしい。死にたいです。生きていたくないです」
とぐちゃぐちゃになりながら先生に言うと
「迫田さん、どんなにひとから見てつまらない理由や些細なことだと
しても、あなた自身が、それを苦しいと思うことは、つらいと思うことは、
本当なんだよ。君がつらい、苦しいと思うこと、何故それが駄目なことなんだい」
と。
僕は非常に心がほっとして。

映画『父の愛人』は愛人というだけに不倫ということが
はいっていて。そこなのですが
僕が例えば、友人から不倫で苦しんでて、ともし相談を受けたとして
、それに対して、不倫するから駄目なんだ、と言うことに何の意味が
あるのだろうかと。その苦しみを知ることが友人にとって一番ちから
になれるのではないかと。

映画『父の愛人』はそれだけの映画ではないのだけれど、確かにその要素は
入っていると思う。そしてそのことが本当に意味のあることなのか無いこと
なのか。

長々っと書いてしまいましたが笑。
これから秋以降に
大阪第七藝術劇場
広島横川シネマ
と公開が続きます。

是非たくさんの方々に映画『父の愛人』ご覧頂きたいです。
小さなサイズの公開なので宣伝告知、限られたことしか出来なくて。
もしよかったらご友人お知り合いにこの映画の存在をお伝え頂ければ、そして劇場でご覧頂ければうれしいです。

どうぞよろしくお願い申し上げます!