6/23 avengers in sci-fi ライブと思うこと。

IMG_0571

渋谷O-EASTに行ってきました。
avengers in sci-fi

http://www.avengers.jp/

さんのライブ。

ゲストの9mm Parabellum Bulletさんが終わって
(かっこよかたー!)

avengers in sci-fi さん

僕は特に映画のことについて
よく「真面目」だと。
「(姿勢が)真面目すぎるからだめだ」
とか
「真面目だから足踏みしてしまうんだ」
とか言われる。

たしかに僕は自分のことを生真面目だと思う。
良い意味でも悪い意味でも。

そしてそれはもしかするとコンプレックスかもしれない。

僕は映画『父の愛人』を作ろうと思ったとき
一から始めたくて、できるだけ以前作ったときの
方々とではなくて、再生したかったから。

撮影の石田くんと脚本の西蔵らまさん以外、初めての
方々と『父の愛人』は作った。

音楽に木幡太郎さんが入ってくれるかもしれない
という状況になって、是非お願いしたいですと
お伝えして。

僕は、例えば今日のライブにお邪魔して
監督!監督!と言って頂いて、
確かに監督なのだけど
映画『父の愛人』を撮るときは、ほんとに
久しぶりに撮るし、以前のキャリアめいたものも
すっかり昔のことだし。
ほんとうに何者でも無かった。何しろ
この映画を撮って、その映画をこうしようという
上映のプランもまるで無く、考えても無くて。

通常だと、この映画はこの映画祭を目指しててとか
劇場公開は必ずします。とか目標というか
売り文句というと語弊があるかもしれないけれど
映画をつくるときはある。
けれど僕は僕の事情と言うか
良い映画を作りたい。自分の自分たちが
ほんとうに信じることの出来る映画を作りたい。
もうなんか子供みたいな駄々っ子みたいな笑。

麻丘めぐみさんを初め、出演者の方々、
スタッフさん、関係者さん。

そして avengers in sci-fi の木幡太郎さん。

その時は「良い映画にしよう」「自分の今出来る全てを出そう」
「しっかりと丁寧にひとの心の動きを捉えよう」
と本気で取り組んでて。

でも今考えると、なんてすごいことなんだと。

木幡さんに音楽はいっていただけるかもしれない
というときに、avengers in sci-fiは確かに踊るロックと
言われてたりするし、『父の愛人』の脚本に合うのか?
という話しにもなったんだけど
僕は avengers in sci-fi の曲とかライブを見ていて
神経質で繊細な部分を印象に持っていて
そして真面目だなあと。生真面目だなあと。

今日のライブ、かっこよかった。
クリエイティブだった。

真面目でも生真面目でも良いと思った。
もちろんこれから人生長いし、まったく
いまの自分が正しいなんて思ってもいないんだけど。
それでもいまは真面目でも生真面目でも良いと思った。

真面目に生真面目に集中して行うことでの
クリエイティブさには、人の心を打つ程の
力強さと感情と、そして優しさを生む。
生むかもしれないんだと今日のライブで思った。
ほんとにうれしかった。

そして一方また、生き方で作品がうまれるのでもなく
作品で生き方が決まるのかもしれないとも思った。
両方ともにあるべきものか。

木幡太郎(avengers in sci-fi)さんと
ひとつのモノを作れたこと、誇りに思います。

そして出来上がった映画『父の愛人』
心から皆さんに観て頂きたいと思っています。

是非。

監督 迫田公介


_______________________________________

映画「父の愛人」
2013年7月13-19日連日13時から新宿K’s cinema
限定1週間劇場公開。
特別出演に麻丘めぐみ。音楽に初の映画音楽提供となる
木幡太郎(avengers in sci-fi)。

出演
河野知美 泉水美和子 内田周作
麻丘めぐみ(特別出演)

公式サイト http://tobikyu.com/fathermistress/
公式Facebookページ https://www.facebook.com/chichinoaijin

予告編 http://www.youtube.com/watch?v=nMAP7G6G-mY

日別併映に監督過去作品

「この窓、むこうがわ」18分/2004
出演 荒井沙耶、清水藍、山﨑ふら
音楽 阿部真/エンディングテーマ shiFU

「の、なかに」20分/2005
出演 飯塚朋子/仲田天使。
音楽 友森昭一
——————–