木幡太郎さんのこと

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映画『父の愛人』
12月6-12日(連日15:50〜)大阪 第七藝術劇場
12月13-19日(連日18:50〜)広島 横川シネマ
音楽担当いただいた木幡太郎 (avengers in sci-fi )さんと久しぶりに。現在 avengers in sci-fi さんは新アルバムをひっさげて全国ツアー中です。
avengers in sci-fi “Home Chic Tour”

ほんとに良いモノを作りたくて、映画『父の愛人』は、というか僕自身が病気やらなんやらで映画が怖くなって、それでも撮りたい!という決意というよりも、なんか野心とか功名心とか全くなくなって、ただほんとに良い映画を撮りたい!(ニュアンスを伝えるのが難しいのですが笑)と思って企画がスタートしたのですが、アベンズの木幡さんに音楽をお願いしたときも、たしか麻丘めぐみさんも出演決まってなくて、迫田ってひとが7年?とかそれくらい振りに映画撮りたくなって、でも劇場公開も映画祭応募も考えてなくて、ただただ良い映画を作りたい!みたいな子供みたいなこと言ってて。
その映画に木幡さんが音楽ではいってくれて。
麻丘さんも含めて、それは本当に奇跡的なことで。

僕はそのとき、作品を、良い作品を作ることだけ考えてて、そのことには恐縮するよりも、もうなんというか、才能が欲しくて。

東京の僕の小さな部屋に来てもらって打ち合わせて、それで、これも僕にとってはほんとに必要だったのだけど、撮影の現場にも来て、観て、感じて、もらいたくて。撮影時、ロケ中はやはりとてもタイトなスケジューリングだったので、おいでいただいたときに、「はい、観てください!よろしくです!」みたいなこと言っただけでほったらかしにしてしまったような感じで、だけどそれは作品にとってめちゃくちゃ重要なことだと思ったので。とか。
映画『父の愛人』はとても細かいというか、細い糸を渡っていくような映画なので、1フレームのタイムもとても重要に思っていて、木幡さんには、画合わせで、細かいタイムコントロールそして音楽のドラマ的な構成というか、も作ってくれて。とか。

僕はこの映画『父の愛人』全ての部分で満足していて、ひとことも言い訳とかなんとかも、ナチュラルに全く無くて。
ほんとうに好きな映画で。
観て頂きたいのです。

色々な生き方があって仕事があって、それぞれにやっぱり素晴らしくて、「モノを作る」ということが全てにおいて勝っていることだとは言わないけれど、何かに比べてというわけではなく「モノ作り」って僕は、僕自身も誇りを持ってます。

僕はこの映画『父の愛人』が素晴らしい映画だと心から信じています。是非みなさま映画館に観にきてください!是非!
そしてavengers in sci-fi も是非!

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大阪 第七藝術劇場 12月6-12日 連日15:50〜 限定1週間ロードショー
広島 横川シネマ 12月13-19日 連日18:50〜 限定1週間ロードショー

映画『父の愛人』
特別出演に麻丘めぐみ。音楽に初の映画音楽提供となる
木幡太郎(avengers in sci-fi)。

出演
河野知美 泉水美和子 内田周作
麻丘めぐみ(特別出演)

公式サイト
公式Facebookページ

★大阪第七藝術劇場公開前売り券は劇場窓口ほかチケットぴあ[465-610]ローソン[59660]

★広島横川シネマ公開前売り券は前売り券は
劇場窓口ほか、呉 森沢ホテル (0823-21-5188)、広島 Coworking Space Shake Hands.(090-7373-1403)

監督:迫田公介
プロデューサー:栗田歴
脚本:西蔵らま、迫田公介
撮影:石田直
照明:徳永陽平
録音:高島良太
ヘアメイク:NORI

撮影助手:佐藤遊
助監督:福田美由紀、船木俊作
制作進行:田中奈緒
記録:小倉智里、笹羅甲介
ポスター用スチール撮影:林和也
編集:迫田公介
仕上げ:石田直
整音:高島良太
スタジオエンジニア:稲岡宏哉

配給/宣伝/製作 とび級プログラム

併映に監督過去作品

「この窓、むこうがわ」18分/2004
出演 荒井沙耶、清水藍、山﨑ふら
音楽 阿部真/エンディングテーマ shiFU

「の、なかに」20分/2005
出演 飯塚朋子/仲田天使。
音楽 友森昭一

迫田公介監督の最新作『父の愛人』は、38分の中編ながら、2012年インドのムンバイ・サードアイ(第3の目)アジア映画祭で審査員特別賞を受賞し、その後、アメリカや南米など10以上の映画祭に招待されるなど、世界中で高い評価を受けました。そして、東京公開を経て大阪、広島の観客にお披露目となります。

母と娘。そして娘の父親の愛人。それぞれに大きな葛藤を抱えて生きて来た3人の女性の心の機微を繊細に描き、世界共通のテーマとも言える「家族」「夫婦」「親子」について、改めて考えさせられる映画です。

監督は、2004年に映画学校・ニューシネマワークショップの実習作品としてつくった初監督作品『この窓、むこうがわ』がいくつかの海外映画祭に招待され、卒業後も映画をつくり続けた迫田公介。その後、鬱病により約3年間の療養を余儀なくされ、本作が復帰作となりました。音楽は、近年注目のバンド「avengers in sci-fi」の木幡太郎。これが初の映画音楽提供となります。

主演の幸子役には、この作品で米・ビバリー映画祭のベストアクトレス賞(最優秀女優賞)を受賞した河野知美。その母役に、多くのインディーズ作品でも活躍する泉水美和子。そして、父の愛人役に70年代のトップアイドルとして有名で、現在も様々な分野で活躍する麻丘めぐみが特別出演しています。

今回は、迫田監督の過去の短編2本『この窓、むこうがわ』『の、なかに』を併映として加えたロードショーとなります。